皮膚や皮下組織等にダメージ(損傷)が起こると、ダメージを受けたり死んでしまった細胞は リンパによって運び去られます。そして、損傷した組織の変わりにその隙間は結合組織によって埋められます。このとき多くの場合この結合組織は無秩序に入り込み互いに結びつきます。これが瘢痕組織(きずあとにできた、元の状態とは違う皮膚)です。瘢痕組織は正常な組織に比べ伸展性に乏しく突っ張り感や体のスムーズなや血流をも妨げます。
この瘢痕組織が異常増殖し大きく盛り上がったものがケロイドです。
きずあとはその人のセルフイメージや自尊心、社会活動や生活の質をも大きく左右するものです。
きずあとのケアが、きずあとを気にして内向的になったり自分に自信をなくしてしまっている方たち、傷により生活に支障をきたしている方の助けになれたら、と思っています。
きず・きずあと 等に対するMLDの効果には次のようなものがあります。
- きずの治りを促進する
- きずあとの形成を最小限にする
- きずあとをやわらかく、平坦にする
- きずあとが縮んで硬くなるのを防ぐ
- きずあとのかゆみを抑える など
このような効果により、きずあとが目立たなくなりやわらかくなります。
手術等を受ける予定がありきずあとが残るのが心配だという方や、ケロイドができやすいという方は、手術前後を通してMLDを受けるのが理想的です。
図らずしてきずをおってしまった方は、後々きずあを気にすることがないように、今すぐMLDを受けるはじめることをお勧めします。
きずあとが古いものだとしても決して遅すぎることはありません。
MLDがきずあとを目立たなくし、行動範囲が格段に広がります。
MLDの施術は痛みを引き起こすことはなく、それどころか深いリラクゼーションと幸福感をももたらしてくれるすばらしいテクニックです。
施術の時間や頻度、回数は個々の状態により異なります。
また、施術による効果にも個人差があります。
MLDはマッサージセラピーの一部ですので、マッサージセラピーとしてインシュランス対応のレシートをお出ししております。
保険会社によってはマッサージセラピーが保険対象になっております。各自で確認のうえ払い戻し手続きをしてください。
この施術を医療費の一部として申請することができますが、医師からの診断書や施術許可が申請の条件になることがあります。詳細は各自でご自身の会計士に確認してください。