<<むくみのトータルケア Combined Decongestive Therapy(CDT)>>

浮腫(むくみ)のケアは、 MLD単体 もしくは CDT として行われます。

  

CDT (Combined Decongestive Therapy) = 完全疎泄療法 は特に以下のような状態に対して実施されています。

  

-  手術や怪我・事故による急性や慢性のむくみ 

リンパ系のむくみ(リンパ浮腫)

静脈系のむくみ

脂肪性リンパ浮腫

 

 (MLD単体かCDTでの施術が適するのかは 個々の状態によって変わります)

  

 

以下の4つのアプローチを総合してCDT(完全疎泄療法)といいます。 (Complex Decongestive Therapy: 複合的理学疎泄療法 等と呼ばれることもあります)

 

- Manual Lymph Drainage (MLD・徒手リンパドレナージ)

- Compression Therapy (圧縮包帯・バンデージ 等)

- スキンケア

- エクササイズ

  

Manual Lymph Drainage (MLD・ 徒手リンパドレナージ)

MLDにより、リンパの流れを促進したり その流れをより適する方向に誘導することでむくみの軽減をもたらします。

詳細はこちらでくわしく説明しています。

 

Compression Therapy (圧縮包帯・バンデージ)

一度、皮膚やその下の組織がむくみその他により伸展してしまうと、その部位は弾力性を失って伸びきってしまうため むくみの原因が取り除かれた後でも元の状態に戻ることはありません。

バンデージはこの失われた皮膚や組織の弾力性を外から補い、リンパが再びその部位に集まる事を防ぎ、リンパの流れを促進します。また リンパの流れが滞るとその部位がゼリーのように固まったり繊維化する Fibrosis と呼ばれる状態になりますが、バンデージはFiborosis をやわらかくしたり消失させることに役立ちます。

 

集中的な施術が必要な Intensive Phase では、施術と施術の間に圧縮包帯を常時身につける必要があります。 むくみが慢性のもので、むくみが十分に軽減された後は 圧縮包帯の代わりに個々のサイズに合わせて作られた弾性着衣を身につけて過ごします。

 

スキンケア

むくみの部位の皮膚はとても弱く乾燥しており感染しやすく、感染すると治りにいためくむくみを悪化させる要因となります。そのためスキンケアはむくみをコントロールする上でとても重要な役割を果たします。

たとえば

-  切り傷ややけどを避ける

-  無香料の石鹸を使用し ハンドクリーム等で皮膚の乾燥を防ぐ

などは誰でも今日からできる大切なスキンケアです。

施術時には、個々に合わせたスキンケアの指導をさせていただいております。

 

エクササイズ

ある種の運動はリンパの流れを促進するため、むくみの軽減・維持に大変役立ちます。

施術時には、個々にあわせたエクササイズの指導をさせていただいております。

 

*** 紹介状なしでも施術は可能ですが、より安全な施術を提供するためにも、むくみの状況や要因・禁忌的状態がないかを記した担当医からの紹介状をお持ちいただくことをお勧めしています。***  

 


<<施術スケジュール>>

 

むくみのケア・CDTは2段階に分けて行われます。

 

Intensive (Decongestive) Phase (集中治療期・減圧期)

むくみの軽減を目標とした施術では、頻回なMLD (リンパドレナージ)を実施します。施術と施術の間にはバンデージを身につけてむくみがぶり返さないようにします。

*** 施術の頻度や長さ、回数等は全て個々のむくみの状態により変わります***

 

Maintenance Phase (維持期)(慢性のむくみに対して)

集中的な施術によりむくみが十分に軽減された後は、その状態を維持することを目的とした施術に移行します。 MLDの頻度は少なくなります。リンパ浮腫や脂肪性リンパ浮腫等ではバンデージの代わりに個々のサイズに合わせて作られた弾性着衣を身につけて日常生活を送ります。

 

 


<< 経済支援>>

 

治療費について

残念ながら、現在のオンタリオの医療保険(OIHP)ではむくみの施術に関わる費用はカバーされておりません。

しかしながら、個々で加入する保険や配偶者等の職場の福利厚生(Benefit)でマッサージ費用が補償される場合がありますので、詳細は各自でご確認ください。

また施術やそれにに関わる費用をインカムタックスリターン時に医療費として申請することで、余剰支払い分の税金の還付を申請することが可能です。交通費・施術費・バンデージ代等の領収書は捨てずに保管することをお勧めします。その際、医師からの診断書が必要となる場合がありますので、担当医にご相談ください。実際の確定申告に関する手続きは担当の会計士にご相談ください。

その他、オンタリオ州では地域による経済支援を行っているところもございます。

 

Assistive Device Program (弾性ストッキング)

オンタリオ州保険局 (Ontario Ministry of Health)により、一部の医療機器の費用が負担されます。

 

慢性のリンパ浮腫と診断された場合は、12ヶ月の間に弾性着衣を3組まで、2.5割負担で購入することができます。

詳細は こちら でご確認ください(英語のみ)

 

その他 不明点等ありましたら、お気軽にこちらまでお問い合わせください。