<< マニュアルリンパドレナージ (MLD) とは >>

Manual Lymph Drainage (MLD) は1932年、デンマーク人の医師 Emil Vodder とEstrid Vodder によって考案されました。1960年代にVodder夫妻 はオーストリア人医師 Gunther Wittlinger、 Hildegard Wittlinger 夫妻とともにオーストリアに Dr. Vodder Akademie、Wittlinger Therapiezentrum 設立しました。

それ以降Vodder夫妻亡き後も、Vodder法はWittlinger により世界中に広められており、現在ではこの巣晴らしいトリートメントはエステティシャンから医療従事者まで、世界中で広く実践されています。オーストリアのWittlinger Therapiezentrum では日々世界中から多くのリンパ浮腫の患者さんたちが集まり、高レベルのリンパ浮腫治療を受けています。

現在様々なタイプのリンパドレナージがありますが、すべてはVodder 法から始まっており、最も歴史があります。

 

現在日本ではリンパ節をゴリゴリと揉み解すような手法もみられますが、残念ながらこの方法だとリンパの流れるリンパ管は施術の痛みにより本来の働きをストップさせてしまいます。

 

Vodder 法は、刺激にデリケートなリンパ系の性質にあわせてとてもやさしいタッチで行われます。この独特な手法は、皮膚を繰り返しリズミカルに2方向にストレッチし皮膚のすぐ下にあるリンパの流れを促進し、その促進効果は施術前と比べ7倍とも10倍とも言われています。痛みはまったくないどころか、他のどのマッサージにも代えられないほどの深いリラクゼーションと心地よさを経験することができます。

 

とても繊細な手法であるがゆえに難しいリンパドレナージ。正規のトレーニングを受けたセラピストだけが提供できるすばらしい効果を体感していただきたいと思っています。

 

マニュアルリンパドレナージ (MLD) により、以下のような効果が期待できます。

 

むくみの軽減

リンパの流れるリンパ管の収縮運動を促し、むくんでいる部位から過剰な体液を取り除きます。

 

痛みの軽減

けが等でダメージを受けた組織放出される痛みを発する物質を運び去り、痛みを軽減します。

また、MLDのやさしいタッチと刺激は痛み刺激が脳に伝達されるのを抑えたりブロックするため、痛みが軽減されます。 

 

治癒時間の短縮

 リンパには沢山の老廃物が含まれており、MLDはこの老廃物を取り除くのにとても有用で、古いリンパが取り除かれ新鮮なリンパが損傷部位に届けられます。

リンパには組織の再生にとても重要なたんぱく質やビタミン等も多く含まれています。むくみがない状態ではたんぱく質等がスムーズにその役割をこなすことができるため、治癒時間の短縮が期待できます。

 

深いリラクゼーション効果

MLDのやさしい刺激が交感神経の働きを抑え、副交感神経優位のとてもリラックスした状態になります。  副交感神経は成長や回復を促進させるだけでなく、心地よい状態をもたらします。病気からの回復期やストレス・疲労が溜まっているときには特に重要です。

 

皮膚のハリの改善

MLDで皮膚のすぐ下にあるリンパの流れを促進することで、皮膚にハリが生まれます。

   

浄化・デトックス効果

 MLDで老廃物が除去されるため、デトックス効果があります。

 

組織内の代謝の改善

老廃物を取り除くことで常に新鮮なリンパが行き届くため、組織代謝のための環境が整えられます。